2009年1月25日日曜日

雪あかりの道



漆黒の闇を経験したことがありますか?

ここまで書いて、漆黒とは「うるしのくろ」と書くことを初めて意識しました。
昔の方の表現は本当に素敵です。
今ならひょっとして「すげーまっくら」「マジくらい」などとなるのでしょうか。
これも古いかな?

道東に住んでいた頃、新月の夜に漆黒の闇を初めて経験しました。
本当に黒い闇です。昔話に、月夜だとか、月の出ない夜などの表現があることにこれまた初めて納得。月や星の明かりがどんなにありがたいことか、そして暗闇から、幽霊や物の怪が生まれたことを感じました。

そして、雪明り。これもまた雪国に住んで初めて実感したことです。
雪の降る夜の静けさと明るさ。

「雪の夜、一人じっと空を見上げる時間が一番好き」これは娘の言葉です。
雪明りのなか、何を思い、何を考えているのでしょう。

心の内は親子であっても覗くことはできません。
時には漆黒の闇のように真っ暗なときもあることでしょう。

何が子どもの道しるべになるのかな。
一片の雪でも、遠くの明かりでも、ちいさな星でもいい。
子どもの心に明かりをともす大人でありたいと願います。

定例会の報告や沢山の報告事項があるのですが、
それは、また次回に。

2月には北海道のあちらこちらで雪の祭典が行われます。
ここ、藻岩山山麓でも地域の方がアイスキャンドルで
雪明りの道を作って下さいます。
どうぞお出かけください。