2009年5月30日土曜日

親子体験 冬水田んぼの田植え

ワークショップのご報告はもうちょっと待っていてください。
今、報告準備をしているところです。

さて、今日は冬水田んぼに
田植え体験に誘われて行ってきました。
親子で、田植えも初めて、田んぼに入ったのも初めて、
そして、冬水田んぼという言葉を聴いたのも初めて。

田んぼは春には水田、秋には乾燥が一般的です。
ことろが、今日うかがった田んぼは、一年中水がはいっっているそうです。
田植えから、収穫まで全て手作業となりますが、
とてもおいしい、米が収穫できるそうです。
水を抜くのは、重機で刈り入れや乾燥などの作業をするためで
人間の都合で米のためではないそうです。

米は自給しているよ。田んぼのオーナー曰く。

手をかけすぎない、でも必要な手はかける。
やはり子育てに通ずるものがあるな~と思います。
一緒にいった子ども達はちょっと田植えをしたあと、
もっぱら、川虫、あっ田んぼ虫、たちと遊んでいました。
小さいミミズやアメンボ、おたまじゃくし・・・・・・・・・沢山の
生き物が田んぼにいました。

雨模様のしょぼついた空模様にも関わらず、
田んぼが案外温かいのにびっくり!初体験の冬水田んぼ。
真摯に持続可能な農業に取り組んでいる田んぼのオーナー。
子ども達にも私にも、とても丁寧に沢山のことを教えて下さいました。

また、誘って一緒に連れて行ってくださった方も
たくさんの知識をもって、実践されている方で
頭の下がる思いです。皆さんに感謝です。

さて、彦一とんち話、さるとびっき、てっちゃんのたんじょうび
それに、科学の本の沢山。
今度子ども達に田んぼが出てくる本を読むときにも
ぬるぬるの気持ちいい感触がよみがえってきそう。
空模様とは逆に気持ちはぽかぽかするすてきな半日でした。

2009年5月23日土曜日

シャボン玉フォーラムと鮭



先週の週末、シャボン玉フォーラムというフォーラムに参加しました。
日常的に私達が使う、様々な洗浄剤のことを見つめ、そのことを入り口に、
水のこと、環境のことを考え行動していこうというフォーラムです。

そのフォーラムの中で、私の心に一番印象に残ったお話。
それは、石けんのお話でも、環境のお話でもなくて、鮭のお話でした。

鮭は生まれた川から海にでて、また再び生まれた
川に戻り産卵します。
産卵後、親鮭はその場で死んでしまいます。
自然の仕組みは素晴らしく、親鮭はやがてプランクトンをはじめ様々なものの
栄養となり、川が豊かになる。
すると、次の春生まれてくる稚魚の栄養にもなり、
子どもは豊かな川で育ち、海へ、そして、やがて産卵のため川へ戻ってくる。
この豊かな川は森も育てるというのです。

このお話も素敵なのですが、ここからです。
このお話をされた大学の先生は、昔から、親の鮭が
川で累々と死んでいるの見ると
かわいそうだと思っていた。
でも、この話を聞いたとき自然の素晴らしさと自分の生の実感
自然には無駄なものは一切ないというメッセージ、生かされている実感
自然への畏怖等を覚えたというのです。
そして、実体験がとても大切と思うと結んでおられました。

そう、知識での、鮭の産卵や川の仕組みはよく目にします。
で、頭で素晴らしいと思うのです。
でも、鮭が累々と傷だらけの身体を横たえて死んでいる姿。
この姿を目の前にして自然は素晴らしいとすぐには感じないのではないか。

でも、春になり、豊かな川を見てその恵を受けて、
自然への畏怖と感謝が芽生える。
命の循環は話で聞くと、とても素晴らしく思えますが、
実際目にすると悲しかったり、厳しかったり。様々です。
実体験が全てではないけれど、実体験も大切です。

私達のワークショップも知識だけのものではなく、
一緒に考え、一緒に悩めるものであり続けたいと思います。

2009年5月22日金曜日

インフルエンザとマスク



関西から東京へと感染が広がっているインフルエンザ。
でも、少しずつウィルスの性質が解明されてきて、
感染者が出たときの対応もかわってきています。

さて、このインフルエンザ対策のおかげ?で高校時代からの親友から
何年かぶりに電話がありました。

「マスクを送って欲しい」
残念ながら感染者が出ていない、
地の果て的?札幌でもマスクは今品切れです。

このことを伝えたあと、積もる話をし電話を切った後で思いました。
もしかして、マスクは口実だったりして。

なにせ、2年ほど前に結婚したというのです。
「親友に黙っていたのは悪いと思っていた。なんとなく
言いそびれた」

なんだって!!

「いつ、どこで、誰が、何を、どうした」的になれ初めなどを聞こうとして、
電話ではもどかしく、
「まあ、ええわ、そのうち会いに行くから」
というと、親友は大笑い。「さすが!Yちゃん」
だってさ、彼女が出会った人だもの。
きかなくったて、素敵な方でしょう。

マスクがないのは大変ですが、
その影でこんな話が沢山あるんだろうと想像し、
笑みがこぼれた次第です。

2009年5月17日日曜日

子どもの救済の場

昨日行われた「子どもの権利救済制度ってなぁに?」
のシンポジウムは、当日道新に案内も載り、興味深い
集会でした。

シンポジウムでは、札幌市子どもの権利救済事務局次
長のKさんが報告者として、救済制度の実施一ヶ月の
状況を具体的な相談件数も示しながら丁寧に話してい
ました。

シンポジストとして参加された救済委員(弁護士)のU
さんからもこの一ヶ月の相談延べ数が600件を超え
た事で、広報が子どもたちにちゃんと届いていること、
スタッフはその対応に心をくだき、丁寧に接している
様子を話されました。

同じくシンポジストで市内の小学校教員Mさんさんは
先に子どもの権利条例を施行している奈井江町のよう
に「授業で子どもの権利条例について学習する」事が、
札幌でも出来るといいと話されました。

3人目のシンポジスト、元条例検討委員のIさんは「子
どもの貧困」について、この札幌にネグレクトが多い
ことやその実態を、数字を提示しながら条例に絡めて
話をしていました。

こうしたシンポジウムは、ちょっと硬い感じがします
が、子ども達の実生活に関わる問題を、きちんと捉え
る機会になり、看過できないのだと知りました。

子どもアシストセンター電話相談
子ども用0120-66-3783
おとな用011-211-3783

2009年5月11日月曜日

札幌グランドホテル




5月9日に、北海道女性医師の会のシンポジュウムに出席してきました。
テーマは『10代の性の今ー医師・親・教師はどう向きあうかー』
シンポジストは秋野恵美子(小樽保健所)さん、葉松洋子(函館湯の川女性クリニック)さん、堀本 江美(札幌苗穂レディスクリニック)さん。

医師、研修医、医学部学生、学校関係者、保護者等、様々な立場の方が
60名弱でしょうか、出席され、盛会でした。

そして、なんと!15分も時間をいただき、ピーチハウスの簡単な活動紹介と
デートDVのデモンストレーションを行ってきました。
この15分は、声をかけてくださった方のご尽力はもちろん、
今までつながってきた沢山の方との輪の広がりの積み重ねを感じる
ことが出来ました。感謝です。

シンポジュウムでは、10代の性を取り巻く環境と現状、そして私達大人が
どの様に関わっていくのかを色々な角度から具体的な示唆があり
勉強になりました。
そして、こんなに沢山の方が、10代をサポートしようとしている。
このことに私達もエネルギーを得て帰宅しました。

2009年5月2日土曜日

シンポジウム「子どもの権利、救済制度ってなぁ~に?」

ピーチハウスの活動のひとつである「CAP」は、すべての
子どもに「安心・自信・自由」を提唱しています。

今年4月に制定された「札幌市子どもの最善の利益を実現
する権利条例」(子どもの権利条例)では、この「安心・自信
・自由」をどうとらえ、その条例にある「救済制度」とは、
どうつながるのか、シンポジストの話を聴きながら一緒に
学んでみませんか?

★シンポジウム「子どもの権利、救済制度ってなぁ~に?」
と き:5月16日(土)14:15~16:15
ところ:札幌市民ホール(もと札幌市民会館) 
    第一会議室 中央区北1条西1丁目

■シンポジスト
・薄木 宏一さん(弁護士・救済委員)
・牧口 充枝さん(小学校教員)
・伊東 牧子さん(元条例検討委員)

■報告者
・香田 研さん(子どもの権利救済事務局次長)

コーディネーター   
・姉崎 洋一(北海道大学大学院教育学研究院教授 
       こどけん共同代表)

■資料代:500円(高校生以下無料)