今日、嬉しいお知らせが2つありました。
1つは、北海道新聞社から。
掲載中の「子育てワン!ポイント」コラムについて、
新聞社に届いた感想が郵送されてきました。
もう一つはコラムを読んだという市内の家庭教育学級の方から。
感想と講座の申し込み連絡をいただきました。
今までも、メールやお電話で感想を多数いただいておりましたが、
冬に戻ったような天気のなか、
春風のように感じる温かい内容で特に心にしみております。
コラムを読んでくださっている皆様、
つたない文章を読んでくださり心から感謝いたします。
今日頂いた感想の中に、
「性教育を生きる力の原点にとお子さんに伝えてきたと」いう表現がありました。
そして
「娘さんの子育てを通して性教育は生きる力を育てると
実感されている」とのこと
なんとすてきなことでしょう。
もう、お孫さんがおられる
人生の大先輩から貴重なお話をいただいと感激しています。
最前線で働くメンバーの産婦人科医から、養護教諭の先生方から、
また、知り合いの助産師や、看護師から、
そして、講座の参加者の皆様からいろいろな厳しいお話を聞く事が
あります。
生きること、生きる力に関わることだから、と考えると
様々なことがあって当然なのかもしれませんね。
性の健康教育の講座では、
助産師さんや看護師さんから、
「職業柄、とても大切なことは実感しているが、
自分の子どもに伝えるとなると、難しいから受講しました」と
声をかけて頂くことも多いのです。
そして、「現実は甘くはない。」
こんな声もよく頂きます。
そう、厳しい現実もたくさんあります。
人工妊娠中絶を繰りかえす、10代の子どもたち。
産んでも育てられず、すぐに乳児院に預けられる子どもたち。
性被害、近親者からの性虐待、若者の間でのデートDV・・・。
性感染症。
もっともっと厳しいことも世にはたくさんあるでしょう。
このことに対峙してくださっている現場の関係者の皆様は
どれだけ心を痛め、時には、怒りを感じ、時には、無力感や焦燥を感じておられることでしょう。
厳しい現実に、
何ができるかと考えると、
私自身、伝える資格はあるのだろうかと感じます。
それでも、講座を開催していくのは、
一緒に生きていきたいな~、
輝くために、愛し合うために生まれてきたんだもの。
立派じゃなくていいし、不格好でも、情けなくてもいいから、
生きるために、お互いの人生をお互いの光で満たすことができたら嬉しいな~
こんなことを考えるからです。
ですから、生きる力の原点にという言葉が
とても嬉しく感じたのでしょう。
さあ、新しい春が始まりました。
今年度もよろしくお願いいたします。