2011年4月12日火曜日

春の散歩

詩人草野心平の詩

春のうた

小学生の時に国語の教科書
のっていた。

うろ覚えだけど、
こんな感じ

繰り返しの部分の回数が
自信ないなあ~
改行はもっと自信ないなあ~。

ほっ まぶしいな
ほっ うれしいな
みずは つるつる
がぜは そよそよ
ケルルン クック
ああいいにおいだ
ケルルン クック 
ほっ いぬのふぐりがさいている。
ほっ おおきなくもがうごいてくる。
ケルルン クック
ケルルン クック


小学生のときは内心
これが詩なんだ~
でたらめっぽいな~って思ってた。
でもやはり名作ですよね。

30年以上経へても
春になると思い出すもの。

少し遅い札幌藻岩山麓の春、
いぬのふぐりが咲くのは
まだ先ですが、

今日は

白樺に樹液をわけてもらい、
ふきのとうをほんのすこし味噌和えにと

春の恵を分けてもらいながら
息子と春の林を散歩しました。

凍てつく冬に亡くなった、
父の病床で
私だって明日死ぬ身かもと
笑いながら話したことを思い出し、

震災の地のこと、

生命のことに思いを馳せながら
の散歩になりました。


春の森は
昨年と同じように
命の息吹にあふれていました。

春がまためぐってきたこと
感謝します。

今生きていることに
散歩していることに
感謝します。

春が震災の地にも
届きますように。

たくさんの
傷ついた心に
春の陽が
届きますように。