東京で「DV加害者プログラム」研修・第2期講座(3日間)
を受講して来た。
これは加害者が自分の価値観のゆがみに気づくために行う
「更生プログラム」のファシリテーターを養成する研修。
研修を終えて実践している人は全国で10名くらいいる。
この研修の中で見えてきたものがいくつかあって、
ひとつは
「加害者なんて直らない(更生しない)んだから、やっても
無駄」と「援助職の人」数人に言われる度に、私自身が
「そうなのかな?」と感じた違和感を、また少し払拭できた
こと。
もうひとつは
自分の連れ合いにも「DVチック」な面があり、気づかない
うちに自分が悪いと感じる思考回路になっていたということ。
「加害者は直らないのだから『更生プログラム』なんか
やっても無駄」という事については、「犯罪者にも更生の
チャンスは必要という見方や考え方」と同じで、もちろん再犯を
繰り返すのだろうけれど、それでも「やっても無駄」と断言すべき
ではないこと。
(ただしこれはタイミングがあり、言いきらなければならない場面
もある事を知っておく)
第一そう言われることで、被害者がとても傷ついてしまう
ということ、これは二次被害に遭わせているのと同じだということ。
自分の連れ合いの「DVチックな面」については、誰にでもあること、
私たちはそういうジェンダーバイアスのある社会で暮らしている
のだから。
だからと言って諦めないこと。
研修テキストを使って少しずつでも彼に学び直してもらおうと思う
が、自分がファシリテーターとしてやるかどうかは、また別の問題
だね。
あ~、疲れた~(o´_`o)ハァ...