2011年12月18日日曜日

「生花」から受け取るメッセージ







沖縄の那覇空港にあった生花のクリスマスツリー。
ランとポインセチアの鉢植えになっている。
長持ちするだろうな。

12月は修学旅行生が多く、那覇空港の離発着ロビーはごった返していた。

生花か造花かは、その施設の将来を占う、と私は見ている。
2000年(?)に、小樽築港に当時「日本1規模」としてオープンしたモール(大型商業施設)で、その見方は確信に変わった。
オープン時にちょうど私の姉たちが北海道に来ていて、「是非見てみたい」というので列車で訪れた。
人があふれていたし、施設は豪華で広かった。
だけど、何かが違う。
華やかさはあるけれど、熱気というか、エネルギーが感じられない。

見回してみると、通路にどんと置かれている寄せ植えや鉢植えが、施設全体の花木が、すべて造花だった。

その後、かなり短期間で施設は消えていった。

生花は維持費がかかる。
この生花に投資できるか、できないか。
それは、それだけの財政的なゆとりがあるか、ないか、というメッセージも含んでいる。

生花はそれだけではすぐに集客に結びつかない。
この生花に投資できるか、できないか。
それは、投資する側に、それだけの心のゆとりがあるか、ないか、というメッセージを含んでいる。

生きている花には、エネルギーがある。
放出されるエネルギーを享受するには、受け取る側にもエネルギーがいることなんだろう。