2014年7月5日土曜日

うまれても大丈夫?

先日のこと。

「誕生学」担当のY氏から
「胎児と子どもたちの絵を描いてくれないかな?」と依頼がありました。

私はいつものように何も考えずに二つ返事でOK。

でもそのときはどんな絵を描けるのか
ぜんぜん想像もつきませんでした。

ノーアイディアのまま
とりあえず娘から色鉛筆を借り
水彩紙を買いに行き

私は絵がやってくるのを待ちました。

(へんな表現でしょう?
 でも、いつもそんな感じです。
 絵もそのほかのアイディアも、準備をして待ってると
 上から降りてくるんです。他力本願な私)

何日かたって、もうこの日の午前中以外に
描ける時はないと思って紙を用意し
いきなり色鉛筆で胎児を描き始めました。

赤ちゃんがどんどん丸く
重みを増して行った時に
その目を見つめる子どもが出てきました。

その子どももどんどん描き進めると
二人が会話をし始めたんです。



「うまれても大丈夫?」

「うん、大丈夫だよ。」

「ほんとうに?」

「うん、お兄ちゃんが守ってあげるから」



ふたりは男の子になったり
女の子になったり
そのどちらでもなかったり

いろんなことを話しました。



そして
この絵は完成しました。