2008年6月17日火曜日

せかいいち うつくしい ぼくの村


子どもの大好きな絵本に
小林豊さん著の「せかいいち うつくしい ぼくの村」
という本があります。
作者がアフガニスタンを旅したときに
出会った村や人々がモデルだそうです。

戦争に行ってしまったにいさんのかわりに
おとうさんと村の自慢のすももやさくらんぼを
市場に売りにいくおとこのこのお話です。

にぎやかで豊かな市場
いっしょうけんめい
さくらんぼを売ったおとこのこ
おとうさんはその売り上げで
1頭のひつじの仔を買いました。
その帰り道の夕景・・・。
たった1日いなかっただけなのに
なつかしい村のにおい。

あたたかい思いでいっぱいに
なりながら、最後のページをみると
この年の冬に村は戦争で破壊されたとあるのです。
内戦は美しい村をなくし
村人も何処に行ったかわからないと・・・。

時代はさかのぼりますが
パレスチナ問題を描いた映画「NAKBA」が公開されるそうです。
ふるさとを追われ破壊された人々の姿を
すこし成長した子どもと
見に行こうかと、思案しているところです。