考えてみたら、多くの男性は学校を卒業したら、
性のことを考える機会は少ないのかもしれない。
もちろん、秘話や武勇伝やら、はたくさんあるだろう。
でも、健康教育という観点、自分の身体の科学としての視点から
性を考える機会はどうだろう。
でも私達母親は思うのよね。
「男の子のことは男性にお任せ」
夢精のこと、射精のこと、残念なことに私達には
想像しか出来ないから。
でも、さらに考えてみたら、経験が全てでもない。
男性の産婦人科医は大勢いるし、
女性の泌尿器科医師もいるだろう。
さらに、考えてみたら、女性性と男性性に関係なく、
お互いの身体の仕組みを知っていてこそ、
お互いをいたわれる。
身体の仕組みは神秘としか言いようがないと思う。
生殖、性だって神秘的なこと。
その神秘的で科学的なこと。
性別に関係なく、親子の間でも夫婦の間でも
恋人の間でも、もう少し自由に話せるようになれるといいな。
そして、
次の世代には、お互いの身体のことを
もっとお互いに知ることが出来る時代が来ることを
願っています。
男性も女の子に月経のことを、
女性も男の子に夢精や射精のことを
からだにおこる、神秘的で科学的な出来ごとを
語り合える日が来ることを願っています。