2011年2月15日火曜日

介護と脳

認知症と診断されたパートナーの介護をされている方が
興味深いお話しをされていた。

病状が進行してくると、
例えば、食事を摂ること一つについても、
脳からの指令がうまく伝達できなくなるので、
運動能力に問題がなくても食べ物を口に運ぶという動作が出来なくなったりする。
更に、進行すると、食事を飲み込むという運動が出来なくなることもあるというのだ。

2人で本当に脳ってすごい働きをしているんだねとすっかり感心てしまった。

普段私は、自分の脳にあまり感謝していない。
「あ~もっと頭が良かったらな~」
「まったく困った頭」ぶつぶつ文句ばかり。

でも、日常生活一つひとつの動作を絶妙なタイミングでからだの機能が私を支えている。
そうだった、そうだった、生きているって事そのこと自体が神秘的で素晴らしいことだった。

ピーチハウスのワークショップ“からだの科学”のこども向けワークショップのエンディングも
こんな言葉で締めくくられている。
「自分のからだのことをよく知って、からだを大切にして下さい」
生きていること自体、すごいこと!
からだってすばらしいね!

こんなことを子どもたちも感じてくれると嬉しいな。