2009年10月30日金曜日

ハロウィン



明日はハロウィン。おばけの出歩く夜です。

ずっと昔、思春期だったころ、おばけの話を母としたことを思い出します。
ハロウィンの日におばけがでても驚くけれど、
「あなたがもし、異国の方をつれてきて結婚したいといったらきっと内心驚くだろうな。」
「あなたがもし、障がいをもつ方と結婚したいといったら、やっぱり驚くだろうな。」
なんの流れでこんな話になったのかはよく覚えていないのですが、熱心なクリスチャンだった母。
神の前では皆人間は平等であるはず、でももし娘が、自分が属していない集団、またはマイノリティーの方と結婚したいと言ったら自分はどんな反応をするのだろうか、考えたのでしょう。

でも、この多様性こそが人間がこれまで地球上で生きのびてきた理由だといわれます。
異なる価値観、姿、セクシャリティー、文化・・・・・・・・・。
ともに生きるという言葉は現実では、なかなか簡単ではありません。
せめて、過剰反応せず、まずは多様性を心から認められたら。

母の「驚く」といった言葉に「お母さんでもそう思うんだ」と「とても内心驚いた」私、正直にこんなことを話してくれた母の言葉が多様性を考えるきっかけになったことに感謝しています。

2009年10月27日火曜日

軽い気持ちで



ものぐさな私がなぜピーチハウスにいるのだろう。
人生いいことばかりしてられないと思っている私が
なぜピーチハウスにいるのだろう。

このところ芸能人の麻薬の裁判のニュースがしきりと流される。
「軽い気持ちで」「楽になる」そう、人生いいことばかりしていられない。
正しいことばかり出来ない。
自分を否定するような生き方をすることも多々あると思う。

でも人生の岐路に立ったとき、もしかしたら、一度考えてみたこと、知っていたこと、人と関わったことで
生きる道をなんとか選べるかもしれない。

じゃあやっぱり、ものぐさで、いいことばかりしていられなくても、
人と関わる努力をしてみようか。こんなことを逡巡しながら、
軽い気持ちで私はここにいます。

2009年10月22日木曜日

サポーター養成講座



平成21年度石狩支庁地域
DV被害者自立支援サポーター養成講座の案内が来ましたので紹介します。

DV(配偶者からの暴力)被害者がシェルターなどに避難し、一時的に安全を確保しても、本来の生活を取り戻すには、たくさんのハードルを越えなければなりません。民間シェルターなどが様々な支援を行っていますが、まだまだ行き届かないのが現状であり、当事者をきめ細かく支えるためには、自立を支援するサポーターが必要です。こうした役割を地域で担っていただける方のための養成講座を、次のとおり開催します。
シェルターとは、DVを受けた女性や子どもが一時的に避難する安全な場所です。新しい人生を始めるための準備をお手伝いします。この講座では、まずDVへの理解、被害者の生活再建までの道筋、様々な公的支援などについて学びます。その後、それぞれ活動できる範囲内でサポーター(ボランティア)として民間シェルターに登録していただくことになります。    
                      

■ 主 催  北海道石狩支庁
■ 共 催  NPO法人 女のスペース・おん
■ 日 時  1日目 平成21年11月11日(水)09:00~15:30
       2日目 平成21年11月12日(木)09:00~12:00
  *原則、2日間受講していただきますが、受講出来ない日がある場合も受け付けていますので、ご連絡ください。
■ 場 所  道庁別館 4階 石狩支庁大会議室
       札幌市中央区北3条西7丁目・電話 011-204-5821
■ 受講対象 関心のある方
(福祉関係者、ボランティア経験者、子育て経験者などの方、歓迎します)
■ 募集人数 30名程度(先着順ですが、2日間参加可能な方を優先します) 
■ 受 講 料 無 料        
申込み期限  11月6日(金)
☆問い合わせ先 
・主催 石狩支庁環境生活課  
電話 : 011-204-5821 FAX : 011-232-1156 担当:大谷・五十嵐

とんち話

定例会の報告やワークショップの内容は個人情報に触れると直接書かないと決めたにしろ、ワークショップで皆さんと一緒に考えたことを熟成した内容を書かなくては・・・。とこのところ思い悩み、ブログの筆が止まっていました。

であっさりと、話題を変えることにしました。

時々小学校で読み語りをします。
本当は暗記しようと思っていたー彦市とんち話ー生きている傘という話。
取り組む時間が短すぎて、さらさら語れる状態にならず、これもあっさりと台本を読むことにしました。

でも、暗記に挑戦するときは読み込むので余裕をもって子ども達とお話を楽しむことができます。
で、当日になって、ルンルンと台本を小冊子にしている作業をみた我が家の子ども達。

あれ?それなにさ。暗記じゃなかったの?
うん、趣旨換え。読むことにした。
ふ~ん。

ここで夫。
でも上手になったよ。上手に読めるようになったよね。

あら~。こんな優しい言葉をかけてもらえるなんて幸せ。
子どもと本を楽しむとき、上手である必要はないと私は考えます。
でも、こんな一言が心の支えになるんだな。

けんか、言い争いは日常茶飯事の我が家ですが今朝はさわやかでした。

2009年10月13日火曜日

学級閉鎖



子ども達が学級閉鎖で家にいる。
一人は2度目の学級閉鎖だったりする。

幸い?真面目な人たち、しっかり家に閉じこもっている。
幸い健康。今のところ。
案外退屈もせず、のんびりと過ごし、低温で醗酵しない
パン種も暇に任せて、交代で親鳥のように温めたりしている。

時間はたっぷり。トランプゲーム”大富豪”が我が家の子ども達のブーム。
何回か付き合わされる。(もちろん私は逃げ腰)

一番強い人が大富豪、次に富豪、平民、貧民、大貧民となる。
そして、大貧民と貧民は、大富豪と富豪にそれぞれ、一番強いカードを貢物としておさめる。お返しに、大富豪と富豪は大貧民と貧民に一番弱いカードをわたす。

そして、大富豪が有利なように、大富豪からカードを出し、ゲームが始まる。
誰が考え出したのか、とても社会を反映している。
もちろんこのゲームの面白いところは、ほぼ大富豪が勝つように
なっているが、他の者にも逆転のチャンスが回ってくることがあるところ。
現実の社会はどうかな・・・。

現実の社会を反映して考えさせられる。
たいてい負ける貧民や大貧民になると、子ども達が嫌がり小さい頃は我が家では出来なかったゲーム。でも今は出来、感慨深い。この二つが今回の長期休暇の収穫です。

2009年10月8日木曜日

ほんとうにうれしいのは


仕事帰りに見た夕焼け
なんて色!!
家に着くと明かりがついてる。
ああ、誰かいる、すぐに知らせなくっちゃ!
夕日は刻々と夜へと染まってゆく。

「大変だ!大変だ!たいへんだあ~!!!」
テレビを観ていた中2の息子、びっくりぎょうてん。
「なに!どうしたの!?」
「はやく外に出てきて!」
その言葉に血相かえて
サンダルを突っかける息子の姿を見て
ちょっと心配になる。

「テレビいいとこだったのに、なんて怒らないかなあ。」

でも大丈夫だった。
ブロック塀にのぼって
わあわあ言って喜んでる。

嬉しいのは夕日が美しいこと。
もっと嬉しいのは
一緒に喜んで眺めることができること。

対等な関係



ピーチハウスでは、対等な関係に挑戦しています。
メンバー間でももちろんそうです。
ですから、便宜上の代表も交代にしています。

代表・連絡係・会計・HP管理・ブログ(曜日担当)・・・etc.

ただ、決めることと実行できることはちょっと違います。
どうしても、得意分野と不得意分野、そして、関心分野が
あります。不得意分野?の係が回ってくるとじたばた
じたばたしてみたり。しーんと考え込んだり。

ただ、及び腰?でも(これは私だけか?メンバーはかなり前向きです)
色々なことを経験してみると、沢山の人との出会いやそれぞれの苦労が体験できます。

ブログはNPOピーチハウスでネット上で私達を探してくださる皆さんが
ヒットしてくださるよう、検索上位をキープするために
記入しています。

さあ、ブログは担当曜日が決まっているのですよ。メンバーの皆さん(笑)

2009年10月5日月曜日

記憶との闘い



昔から暗記は苦手。
若い頃から健忘症だとまわりによく言われた。
今となっては、一秒先はもうブラックホール・・・。

ピーチハウスのこと。
子ども達と本を楽しむこと。

別に誰も強制はしないけど
暗記という作業に取り組むことがある。
すると子ども達はとても嬉しそう。

「間違った!」「まだ覚えられない?」
「それじゃまずいよ」良い先生たちだ。

でも最近は憐れみにかわってきて、
「明日なの?どうして早くやらないのさ。
でもなんとかなるよ。とにかく寝なさい。」
嬉しいやら、見放されているような、複雑な気持ち。

時には役割交代もいいか。なんて自分を慰めています。

2009年10月1日木曜日

精子がすすむスピード



ピーチハウスの活動の一つ。
メグさんの性の健康教育「からだの科学」

子どものためのワークショップでは
『メグさんの女の子・男の子からだBOOK』とメグさんのワークショップを参考に
子ども達にわかりやすく、身体のこと、性のことを伝えたいと願っています。

必要に迫られてワークを担当するメンバーは
専門書を読んだり、情報を集めたり。
もちろんそれぞれが講座や勉強会に出席したり。
メンバーから参考書が届けられたり。

さてこの度は精子が進むスピードが話題に。
F1レース並みの速さと子ども達に伝えてきたのですが・・・。
英語の文献まで探して、結論は、
精子の進むスピードは一定ではなく、実に様々、ってことでした。

これを、夜の玄関先で「ねえ、ねえ、精子の進むスピードってね~」
「いつもF1レースの速さで進まれたら、子宮飛び越えて、
体から出て行っちゃうスピードだよえね」
「はあ?どこから出るのさ?耳か?鼻か?」
と話し合う熱心なメンバー・・・・・。
(全員じゃありません。おくゆかしいメンバーもいます)

性のことをタブー視はしていないかも。
ただ、ご近所からは「プライベートなことは家の中で」
と思われているかもしれません。