明日はハロウィン。おばけの出歩く夜です。
ずっと昔、思春期だったころ、おばけの話を母としたことを思い出します。
ハロウィンの日におばけがでても驚くけれど、
「あなたがもし、異国の方をつれてきて結婚したいといったらきっと内心驚くだろうな。」
「あなたがもし、障がいをもつ方と結婚したいといったら、やっぱり驚くだろうな。」
なんの流れでこんな話になったのかはよく覚えていないのですが、熱心なクリスチャンだった母。
神の前では皆人間は平等であるはず、でももし娘が、自分が属していない集団、またはマイノリティーの方と結婚したいと言ったら自分はどんな反応をするのだろうか、考えたのでしょう。
でも、この多様性こそが人間がこれまで地球上で生きのびてきた理由だといわれます。
異なる価値観、姿、セクシャリティー、文化・・・・・・・・・。
ともに生きるという言葉は現実では、なかなか簡単ではありません。
せめて、過剰反応せず、まずは多様性を心から認められたら。
母の「驚く」といった言葉に「お母さんでもそう思うんだ」と「とても内心驚いた」私、正直にこんなことを話してくれた母の言葉が多様性を考えるきっかけになったことに感謝しています。