2009年9月30日水曜日

おんなじ おんなじ

母子一体という言葉があります。
母子とはなっていますが、母ではなく母性と考えて下さい。

生まれてから3歳ぐらいまでは子どもは母性と一体化(心理的に)していることが大切な時期だということだそうです。でも、自我が芽生えてくるとだんだんと対人関係に距離感覚が出てきます。
そして徐々に自立していく。

母性は全てを飲み込む、「おんなじ、おんなじ」の傾向があるそうです。それはそうですよね。いっしょにおんなじ。でも子どもは成長過程で必ずこれを離れていかなければなりません。
離れることは得意じゃない母性。

いつまでも一緒に。(これは物理的なものではなく心理的に)

そして、おんなじおんなじに周囲も考えてくれたら。

息子が重症のアトピーだったとき、遊びに行く先でのおやつは大問題でした。食べたら悪化するのに息子は普段食べられないものに飛びつき食べるので母親である私は神経を尖らせていました。今落着いて考えれば、本人が自覚するしかなかったのだろうし、おやつが問題ならお友達と遊ばない選択もできたわけです。
でも、時々、相手に理解を私は求めました。息子の状況を説明し、おやつを出さないで欲しいと。図々しいやつ。で、相手に断られたりしたら、大ショックをうけ、相手を恨みました。

これは自分が正論で相手が間違っていると決め付けていた部分、そして、本当に理解して欲しいなら解ってもらえるまで話し合うということもせず、相手と自分がおんなじ、おんなじを求めていたんだな~。
そして息子にも「おんなじ」を求めていたんだな~。

親である自分の気持ちと子ども達の気持ちはもう別のものである時期を迎えています。
でも、様々な場面で「おんなじ」を求めている自分によく気がつきます。
気持ちを伝えることと子ども達の人格を認めることは違います。

人格を認めた上で、親である自分の気持ちを伝えられるようになりたいな~
よくそう思います。

2009年9月29日火曜日

募集!札幌市子どもの権利委員



いま、札幌市で募集している「札幌市子どもの権利委員会権利委員(一般)」
に、是非みなさんも応募してみませんか。

締切りが10月5日で、詳細は下記のホムペで見られます。

http://www.city.sapporo.jp/kodomo/kenri/suishin_kenriiimboshu.html#ippan

委員会には札幌市が選ぶ「委嘱委員」、市民公募による「一般委員」、
そして「子ども委員」が参加します。

委員は全部で15名前後という事で、公募は2~3人です。

会議は2ヶ月に一度くらいでしょう。

詳細はホムペと1週間程前の北海道新聞朝刊にも載っています。

どうぞ、検討してみてください。

大と小


だれがやられてるっかって?
体重62キロの犬が、体重2キロの猫に攻撃(口撃だな、これは)されている。

犬は自分の大きさを自覚していない。
猫は自分の小ささを自覚していない。

だけど、その「自覚」は私から見た自覚。
大と小。すべては相対化の産物だ。
彼らには私の比較のものさしが存在していない。

実におもしろい。

2009年9月28日月曜日

血の色




今年も、ビーツを作ってしまった。でもこどもからの依頼で少しだけ。あっ写真はほおずきです。

本日の夕食はボルシチなり。
素敵な夕食を想像される方もおられるかもしれないが、
文章のポイントは、家族の依頼で少しだけ。というところ。
つまりこどもはちっとも歓迎していない。

息子曰く、血の池地獄(そこまでいうか?)
娘曰く、ピンクに染まったシメジはいただけない。

調理中は手もまな板も何もかも美しいボルシチ色に染まる。
こどもたちの意見にも一理はあるが、透明感があって素敵な色。

月経血もまた綺麗な色だと思う。血液が少ないからか。
長い間月経を邪魔もの扱いしていたけれど、
よく考えれば、カレンダーがなくても周期を感じられると
いうことはとても素敵なことなのかもしれない。

でもめんどくさがりやにはやっぱり面倒です。
月経があることは素敵で幸せでも。

2009年9月22日火曜日

巨大コンドーム出現!レインボーマーチ札幌


夫と息子がレインボーマーチ札幌に参加した後、東京でのデートDV防止教育のフォローアップ研修から戻ってきた私を新千歳空港まで迎えにきてくれた。

レインボーマーチ参加が3回目になる中2の息子の今回の注目点は、パレードに登場した巨大なコンドームだったようだ。
車中で盛り上がる二人。
研修での“熱さ”そのままに、私が息子に語った。
「子どもは欲しくないのにコンドームなど避妊をしないでセックスするのは暴力。一度のセックスで妊娠する可能性があるから、その責任を自覚した上で、あなたには幸せなセックスをしてほしいと私は心から願っている」

すると、息子がさらりと答えた。
「心配すんな、お母さん。分かってるよ。てっいうか、俺のー、今のー、性的関心はー、女の人の胸なんだよね。股間はまだ興味ないんだ」

夫と私は「オイ、オイ、オイ。」と言いながら笑ってしまった。
それからの1時間ちょっとの車中、ワイワイギャーギャー映画や歌や飼っているネコやイヌの話やら話題が尽きることがなかった。

息子には色んな人に会って、色んな価値観に出会って、たくさん友達をつくって欲しいなと思う。
それに私自身も。

今、思い出した。
彼が小学校4年生のとき、好きな色は?と英語で問われて
「rainbow」と答えたのだ。

2009年9月19日土曜日

渋滞



シルバーウィークが始まりました。
旅行や引越しや移動される方も沢山おられることでしょう。

小さい頃、ちいさな車に荷物と家族でぎゅうぎゅう詰めの
車に乗ってよく父の田舎に行きました。
そして大渋滞に巻き込まれることもしばしば。

道端では動かない車の列にうんざりした人が
お弁当を食べたり、ゴルフの素振りをしたり。
私達子どもはひたすらトランプをしていました。

さて、思春期に突入した子ども達にどうしても聞いて欲しいことを
どうやって伝えるか。
車でドライブに出かけるというアイディアがあります。

車の中では降りることも出来ず、視線が合わず、
そして伝えたいことをひたすら伝える。
とりあえず、耳には入りそうです。

でも、イヤホンで音楽聴いていたりするとむずかしいかも。
渋滞していたら?
時間はたっぷりありそうだけど。

ピーチハウスのメンバーの子ども達、
中高生にもまた伝えたいデートDVにからだの科学。
お楽しみ企画でもしないと無理かもね。
キャンプに行くとか。
車に押し込めるとか。

なんて話しながら、車に押し込める?
これがすでに暴力。力と支配?と苦笑しました。

皆さんよい連休をお過ごし下さい。

2009年9月18日金曜日

どんぐりだんご



頼むから料理で実験しないで。
お母さんの料理はあわてて作ったほうがおいしい、普通の料理だから。
考えなくていいから、台所では。
家族の意見です。

伝説レシピ
てんぷらの衣の残りを味噌汁に入れた。
ビーツのゼリー。
どんぐりだんご。

てんぷらの衣はなんともいえないものとなり、朝から夫婦喧嘩になった。
ビーツのゼリーは来客3組に出してみたが、誰も間食せず。
どんぐりだんご。こどものともの絵本に作り方がのっていたので
手間ひまかけて作ったが、すごい味だった。
おそらくあく抜きの方法が悪かった。

道にクルミの実やどんぐりが落ちています。
札幌の秋は駆け足。
朝夕すっかり冷えるようになりました。

あの、なんともいえない味のどんぐりだんご。
高校生のときに作ったからもしかしたら
今なら上手にできるかな。

2009年9月16日水曜日

マトリョーシカ 



マトリョーシカ人形が好きです。日本語に訳すとハナコさんこけし?
ルーツはこけしという説もあるそうです。

形、いれこになっていること、小さいこと、全てが大好き。
写真はマトリョーシカのなんと爪楊枝入れです。

小さい頃から想像力が豊かな私(妄想癖といわれることも・・・・・・)
今日も想像の羽を広げます。
もし、マトリョーシカ人形で家族を作ってみたら、
誰を一番大きくしようかな?自分?いや夫からクレームがありそうだ。
しかも夫をおなかに入れる?

じゃあ、夫?まあ日本ではなじみやすい夫唱婦随って感じよね。
この言葉って音も嫌いよね。字面も。意味はもっと。
そもそも対等な関係じゃないわよね。ううううん。

そうそう、じゃ、夫と私と同じ大きさにしたらいいんじゃない。
そして、子ども達やペットも作って、みんな好きなほうに
入ったら・・・。
その日の気分などで子どもは入りたいほうにはいったり、
並べ変えたり。あら~ちょっと子どもの心理状況が理解できたりして。

どんどん膨らむマトリョーシカ妄想。
想像力だけでなく、創造力もあったらな~。

2009年9月14日月曜日

〆秋刀魚



札幌はすっかり秋です。
北海道の秋は急ぎ足ですが
大地と海の幸にあふれています。
今年は天候不良で収穫にも異変があるようで、心配です。

北海道に来て初めて〆秋刀魚を戴きました。
秋刀魚は焼いて食べるものと思っていましたからびっくり。
すっかりとりこになり、下手でも何でも刺身用の秋刀魚を
買ってきて、塩を振り、酢と昆布で〆てしょうがをたっぷりのせて
戴きます。ちょっと?かなり幸せです。

さて、先日からだの科学のワークショップの打ち合わせ
をしていた折に、こんな話がでました。

月経血についてです。
月経があるために日本では女性が不浄であると考えられてきた面があります。
たとえば漁船。地域にもよるのでしょうが、女性は不浄なのでつい最近まで漁船には乗せなかったと聞きました。酒蔵もそうですよね。体温が高いからということが本来の理由だと聞いたことはあります。

こんな話をしていたら、メンバーが一言。
「魚の血より私達の血のほうが汚い、穢れているってことかい!?」(゜o゜)

からだの科学のワークショップでは、子ども達にこう伝えます。
「月経は見た目に赤いので血のように感じますが、実際は殆どが水です。そして、からだから出てくるもののなかで月経によって出されるものは一番綺麗で清潔なものです。だって赤ちゃんのためのベットが汚れていたら赤ちゃんが病気になってしまうよね。」
「女の子や女の人に月経があるって素晴らしいことですよね。
体が赤ちゃんを産む練習をしているんだもの。」

2009年9月12日土曜日

教育への不当な介入


すでにご存知かもしれませんが、11日の北海道
新聞28面に、『道教委「社説1紙だけは問題」』
という記事が掲載されましたが、この件について
北大教授でこどけん共同代表の姉崎さんが「介
入すべきではない」と、コメントを出しています。

以下はピースネットメールに流れた文章です。
---------------------------------------
道立高校公民科の授業で、選挙に関わり「北海道
新聞」の選挙記事で各党のマニフェストを比較整
理したものがあり、それを授業で検討させたとい
う授業に、自民党道議がかみついたことを発端と
しています。
授業で「北海道新聞」一紙しか使わないのは公正
ではないということでしょう。読売や産経も扱え、
ということでしょう。こんなことがまかり通れば、
小中高校すべての教員が現代の課題について扱う
授業をするのに、圧力を意識するようになるでし
ょう。
これで指導、評価が行われるとすれば、教育は死
にます。
---------------------------------------
具体的に道教委がどんな調査をしたかなどもわかっ
ていますが、これは教育への不当な介入です。

社会科(公民)の授業で、道新の社説を使う。ただ
それだけでこの教員が処分されるかもしれないとい
う話も伝わって来ています。

2009年9月9日水曜日

デートDVのリトマス紙


DVは「力と支配」。デートDVも構造はまったく同じ。
力で優位にある一方が他方を、思い通りに動かそうとしてあらゆる暴力を選んで使う。

何がデートDVになるの?線引きはどこから?
よく聞かれる質問だけれど、リトマス紙のひとつは「緊張と恐怖」があるか、ないか。
その自分の感覚を信じるーそれが自分を守るには大切なことだ。
「力と支配」の暴力は、ちょっとしたことからエスカレートしていくからだ。

その感覚がありながら立ち止まらず、これまでの関係を続けていく人がいる。
その感覚のために立ち止まり、これまでの関係を見つめ直していく人がいる。

何が、デートDV(力と支配)の始まりを許してしまう行動の違いを生むのだろう。
自分の感覚を信じて行動することができるか、否か。
デートDV防止は、自己肯定感とも深くつながっている。
そんな事例に、最近また出会った。

2009年9月8日火曜日

ドコモダケ



携帯電話は苦手。
なんだか携帯に見張られているような気がする。
なので意識的にも無意識的にも不携帯のことが多い。

自然、-自分が必要なときのみ持ち歩く-とひどく評判が悪い。
「社会人として失格」などと言われちゃったり。
でも畑仕事(と威張って言うほどではないが)のときに
携帯持っていたって、手が汚くて出れないし~~
パンをこねているときも出れないし~~
図書館にいるときも出れないし~~でそのまま不携帯となる。

なのに、携帯の便利さにも惹かれ、気軽に色々な連絡先に
つい携帯番号を書き、様々な連絡が携帯に入る。
一応、連絡を受ける期間はひどく緊張して持ち歩く。

こんなことなので携帯が故障していても、
自分の努力が足りないと思い込み長い間放置していた。

支障をきたしたので勇気を出してお店に持っていくと
修理が必要な状態だった。かなり重症だったらしい。

修理から昨日戻ってきた携帯を開くと
なんと、携帯の中にドコモダケとなるものが
踊っている。いったいこれはどういうことか。

解らない。普段なら即座に削除。
だが、苦手意識が邪魔をする。
そのままにしていたらなんだか
愛着が湧いてきた。
嫌いな携帯を眺める楽しみが出来た。

ワークを申し込んで下る皆さんと
コンタクトが取れるよう、へんてこな
きのこと頑張ります。

2009年9月7日月曜日

自家製酵母



気が向いたときにパンを焼き始めて5,6年。
きっかけは息子のアトピー。
化学物質に反応するのだろうということで
結構タイトな食生活だった頃。
市販のパンは原材料のところに猛烈にカタカナが
並ぶので、食べされられず、かといって無添加のものを
買うとなると高価でたくさん買えず、もりもり青虫のような息子が満足しない。

作れば安いと思ったのがきっかけ。

何事もそうですが、パン作りも紆余曲折を経て
まあ、ぼちぼち、いい加減に続いています。
やはり安く作れることが原動力かな。
アトピーは良くなり、息子は自家製酵母のパンは好まないのですが。

最近は家にあるものが醗酵したら
その力を借りてパンを作っています。
が、いい加減なので硬いパンが出来たりする。

それでも、何か目に見えないもの力で膨らむ
パンが面白くてへんてこなパンを作っては
自分で笑っています。
そうそう、ついこの間は大根葉とゴマのパン。
(ご飯のようだと息子)
今日友人からサフランを頂いたので、そのうち
オレンジのパンに挑戦しようとおもっています。

2009年9月5日土曜日

餌付け


以前住んでいたアパートには、前の住人さんの時代、いやもっと前からかもしれないけれど、りすの訪問が続いてた。
私たちの本当に近くまで自分からやってくる。
餌付けされてたんだな。
どこからか手に入れたピーナツを食べてるところをパチリ撮ったのが、この写真。

藻岩山山麓にある今の家の庭や近所には、エゾりすがやってくる。
ふさふさの大きなシッポがたまらなくかわいい。
もちろん人間になんか近寄ってこないから、偶然の遭遇に感動しきり。

ホント、どちらもかわいい。
でもやっぱり、野生動物への畏敬や敬意が大事だと思う。
ので、わたし餌付けしません。
あ〜、でもエゾりすのシッポは撫でるとどんな感触なのかなー。
欲望渦巻く私なのです。

2009年9月4日金曜日

食欲の秋



虫がちょっと好き。
なので美しい虫たちを見つけると
立ち止まり、つい写真をとってお披露目したくなる。
でもどうやらそれは万人に受け入れられることでは
ないらしい。

お花の写真は万人向け。
虫の写真はマニアック向け?

とにかくまた見つけちゃった。
茂りすぎできる予定だったツタ。
気のせいかすっきりしている。

・・・・・・・・気のせいではなかった。
見ほれるほどの食欲で
もりもり食べてくれた彼がいました。

2009年9月3日木曜日

定例会

昨夜は定例会でこんな話をしました。

性器について。

女性は自分の性器に触れることに
たいしてロックがかかっていることが
多いのではないか。
(日本の女性の傾向かもしれませんが)

考えてみれば、男性は自分の性器に触れることは
抵抗はないだろう。でも、女性は自分の性器に触れ
健康を確かめてみる事を実施している人はかなり少ないのでは。

自分自身の体の一部。
でも触れることを思いつかないほど、ロックがかかっている。

理由についてみんなで考えてみました。
やはり生活の中で性のことはもちろん、
女性性器の話はタブーであったこと。
このことから、見ることも、触ることも
何かいけないことのように考えて
いることが理由なのではと話しました。

メンバーの産婦人科医いわく。
口の中も鏡で見て健康をチェックする。
胃カメラの写真も見て粘膜の状態をチェックする。
それと同じ様に
女性性器も鏡でみたり
健康状態を確かめるために膣の中も自分で
触れることは大切。

私自身は性器にふれることは
助産師の資格があることもあり
抵抗はないのですが、この文章を書くことは、特に
膣と書くことは抵抗がありました。
書類には平気で書けるのですよ。
なるほど。なるほど。

2009年9月2日水曜日

スノーホワイト。でも、リスです。



随分ためこんだ写真を整理していたら、発見!

アルビノの白いリス。

ちょうど5年前の9月に撮った写真です。

2009年9月1日火曜日

いじめ自殺した子どものために、真実を知りたい



もし私の子どもたちが、いじめにあって自らの命を
絶ってしまったら、私は「なぜ死を選んだのか真実
を知りたい」と思うでしょう。

いま実際に滝川で争われている「いじめ訴訟」でも
私と同じ想いの保護者の方が闘っています。
その裁判を支援している支える会(※)事務局の方に
これまでとこれからのお話を聴きます。

【滝川いじめ自殺事件】とは
2005年、12才の松木友音さんがいじめを苦
に教室で自殺を図り、翌年1月に亡くなりました。
その後、学校側は、真実をなんら明らかにしない
まま、遺族の方を傷つけてきました。学校関係者
にウソを認め真実を語って欲しいと思います。
※滝川いじめ自殺裁判を支える会
http://takikawaijimesaiban.seesaa.net/

日 時 9月 5日(土曜日)10時~12時半
場 所 さっぽろ自由学校「遊」
    南1西5愛生舘ビル 2F
参加費 500円(高校生以下無料)
主 催 さっぽろ自由学校「遊」
    子どもの権利学習会

政権交代




歴史的出来事、政権交代。
これを少しかわった視点で見ている人間が我が家に
いました。

家庭学習で書く作文。
いつも事実の羅列で終わっています。
ー今日友達と遊んだ。面白かったー 
(これはもはや作文ではないでしょう。)

それで、昨日は「心の動いたことを書いてごらん」と
言ってみました。「事実を書くことは楽だと思っているかもしれないが、
一緒に経験していない人に事実を伝えるのはむずかしい。それよりも
気持ちが動いたことを書くほうが、簡単かもしれないよ。
怪我のこととか書いてごらん」

珍しくフムフムと考えた息子が書いた作文は・・・・・・・・・

ー月曜の朝も新聞をみてびっくりして残念に思った。びっくりしたのは
民主党が圧勝したこと。残念に思ったのは僕は自民党を支持しているから
自民党が負けたことです。自民党を支持しているのは
自民党に好きな人がいるからです。自民党で好きな人は
○さん、○さん、○さんです。-

この後彼はぶつぶつつぶやく。
約束しますってあんまり言わなかったね。選挙演説で。
何をするかだよね。

つめの甘い私は、たぶん折角のチャンスだったけど、
彼の作文を膨らまし、もう少し文章らしくと伝えることを
せずに、びっくりして終わってしまった。
このつぶやきを文章化するとよかったとは思うのだが。

選挙に関心はあるけれど、支持政党等の話題はのぼらない我が家で
彼の興味はなんだろう。心が動いた内容が選挙だったということも
驚きだが、何よりも、圧勝、支持、こんな言葉を使うことが驚きだ。

そういえば幼稚園の頃から選挙のポスターには興味をしめし、
なぜか小泉政権の時は小泉さんのファン。
好きな政治家のポイントを尋ねると「優しそうな顔」

態度の悪さにも驚かされるけど、
こういうときにも驚かされる、息子です。