2009年9月1日火曜日
政権交代
歴史的出来事、政権交代。
これを少しかわった視点で見ている人間が我が家に
いました。
家庭学習で書く作文。
いつも事実の羅列で終わっています。
ー今日友達と遊んだ。面白かったー
(これはもはや作文ではないでしょう。)
それで、昨日は「心の動いたことを書いてごらん」と
言ってみました。「事実を書くことは楽だと思っているかもしれないが、
一緒に経験していない人に事実を伝えるのはむずかしい。それよりも
気持ちが動いたことを書くほうが、簡単かもしれないよ。
怪我のこととか書いてごらん」
珍しくフムフムと考えた息子が書いた作文は・・・・・・・・・
ー月曜の朝も新聞をみてびっくりして残念に思った。びっくりしたのは
民主党が圧勝したこと。残念に思ったのは僕は自民党を支持しているから
自民党が負けたことです。自民党を支持しているのは
自民党に好きな人がいるからです。自民党で好きな人は
○さん、○さん、○さんです。-
この後彼はぶつぶつつぶやく。
約束しますってあんまり言わなかったね。選挙演説で。
何をするかだよね。
つめの甘い私は、たぶん折角のチャンスだったけど、
彼の作文を膨らまし、もう少し文章らしくと伝えることを
せずに、びっくりして終わってしまった。
このつぶやきを文章化するとよかったとは思うのだが。
選挙に関心はあるけれど、支持政党等の話題はのぼらない我が家で
彼の興味はなんだろう。心が動いた内容が選挙だったということも
驚きだが、何よりも、圧勝、支持、こんな言葉を使うことが驚きだ。
そういえば幼稚園の頃から選挙のポスターには興味をしめし、
なぜか小泉政権の時は小泉さんのファン。
好きな政治家のポイントを尋ねると「優しそうな顔」
態度の悪さにも驚かされるけど、
こういうときにも驚かされる、息子です。